大鳥居の足は象の足~ここは宮島なのか厳島なのか~

10月某日 今が何月かご存知ですか?という声が聞こえてくるようですが、何度だって言ってやります、10月ですと。こんなに暖かいのに11月なわけがないじゃあないですか。あなたたちこそ何を言っているんですか?今が10月だってそんな錯覚あるわけないじゃないですか。もちろん11月ですよ。
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というわけで、今日も元気だ水がうめぇ。皆様、いかがお過ごしでしょうか。お久しぶり?いいえ、2か月ぶりです。例年にも増してイラストに筆がのってしまい、来る日も来る日も液タブに向かう毎日を過ごしているわけではありませんでしたが、ブログに使う時間が取れなかったのもまた事実。
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いや、ただの言い訳ですね。言い訳していいわけありませんが、それでもだいぶサボってしまったのは変えがたい事実なわけで、そのことを隠すことも墓まで持っていくこともしません。湿気がすごいのでキノコが生えてきてしまって隠すどころの話ではなくなりそうなので、隠しません。心にそっとしまっておきます。
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さてさて、前置きはこのくらいにして、今回は2年ぶりの一泊二日の旅行です。しかも家族旅行で3人旅です。高速道路をかっ飛ばすこと7時間、大阪も、神戸も岡山もすっ飛ばして、因縁の地、広島に行ってきました。
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あの忌まわしき弾丸ツアーの記憶を払拭すべく、今度こそは全力で楽しむべく1泊してきました。紅葉前のこの時期なら、そんなに混んでないだろうとそんなことを考えていた時期が私にもありました。朝から一日楽しむために午前中に到着しました、広島は宮島フェリー乗り場です。
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もうお分かりの事かと思いますが、そうです島です。フェリーに乗って宮島に向かいます。
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いやでも、宮島なのか、厳島なのかという日本の7不思議に頭を悩ませながら波に揺られていきます。ここではいったん宮島で統一させていただきますが、高校生の時の修学旅行以来2回目の来訪です。あの頃の旅行を楽しめないひねくれた自分を殴ってやりたいですね。人生の半分をそこで損してたんだと今なら思います。
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時期を外したといったな、そんなことしても無駄だったんだと、フェリー乗り場で思い知らされました。まぁいつも通り7割くらい外国人なんですけどね。ホントやめて欲しいですね。毎月何日かは日本人オンリーな日を作ってくれてもいいんですよ。というか作ってくれ頼む!外国人が一人もいない、静かな観光地を落ち着いて見て回りたいんですよ。国内旅行なのに、外国人を見なことがないのは情緒もくそもないんですよ。
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おっと、取り乱しましたすみません。大鳥居を見るためにフェリーの片側に群がる人だかり。そんな大勢と同じものを見たって何の価値もないのに。若干テンションが下がってしまいましたが、無事に宮島に上陸です。今日は一日、この島で過ごすぞ!と意気込んでいましたが、さすがは年間何十万人も訪れる観光地。どこを見てもひとひとしか。
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中学生やら幼稚園児やら、大人から子供まで、このまま宮島沈んでしまうのではないかというくらい人がいました。時期を外してこれなら、紅葉シーズンはどうなってしまうのか?きっと楽しめないんだろうな。
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とにかく、人が多いので時間がかかるところから回ろうとしていたんですが、ここで急遽予定変更です。厳島神社方面に歩いていくと、見えてきました大鳥居。
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フェリーに乗っていた時にちらっと見た時にはあまり気にならなかったのですが、よくよく思い出すと鳥居の近くに人がいたんです。近くにいたかもな?と。そして、せっかくだから写真は撮っておこうと海辺に近づいていくと、なんと、潮が引いているではないですか!?
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全く期待もせず、調べもせずあきらめていた光景が目の前に広がっていました。あとでわかったことですが、島に渡った時間どんぴしゃで干潮の時間だったのです。悪いことばかりではないようですね。さっそく大鳥居目指して、突撃隣の晩御飯です。
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やはりというかなんというか、撮影会している人は後を絶ちません。三脚にスマホを立てて自撮りしているやつ、スマホを海に投げ飛ばしてやろうかと思いました。鳥居をくぐらせればご利益あるだろう。そんな奴らにかまっていても時間の無駄なので、私は私の楽しいを全力で楽しむことに全力を尽くします。
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厳島神社の大鳥居は、原木そのものでした。きれいな柱ではなく、気がそこに生えているかのような柱でした。なるほどこれはご利益ありそうですね。突然の幸運に恵まれましたが、悠長に潮が満ちてくるのを待っていられないので、本来の目的地に向かいます。
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宮島ロープウェーで山頂に向かいます。紅葉シーズンは予約が必要なロープウェー、コアな旅行者しか来ないかと思っていましたが、普通に幼稚園児や中学生の群れが来ていて若干困惑。
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もう少し到着が遅れていたら大変なことになっていたことは、山頂から下山した時に思い知らされるのですが、その時は知る由もありませんでした。2つのロープウェーを乗り継いでいく宮島ロープウェー。今年はよくロープウェーに乗る年になってしまいました。そのおかげか、若干の耐性がついていたおかげで、落ち着いて乗ることができました。
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とはいえ、搭乗時間は今までで一番長かったので、10分が永遠に終わらないかと思うくらい長く感じました。足をがくがく震わせながらたどり着いた獅子岩駅。ここから山頂まで30分の登山です。
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山頂に向かうはずなのに下っていく、なんとも不思議な登山でした。階段一段一段はそれほど高くなく、それなりに歩きやすかったです。山頂前にあるくぐり岩。
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巨大な岩の下をくぐっていくパワースポットです。大自然雄大さに頭をポンポンされながら山頂からの眺めを楽しみます。
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こういう登山道ですれ違う人から挨拶されると、なんだかちょっとだけ元気になると思いませんか。それが日本のいいところなんです。外国人は基本挨拶してこないのでそういうところだぞと、かといって私から外国人に挨拶することもありませんけどね。
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私個人としては歓迎していませんからね。宮島の山頂を征服したところで、ちょうどお腹もいい感じになってきましたので、宮島名物を目指して下山していきます。
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まるでお腹を空かした熊のごとく、人里に降りていきます。ロープウェーを下りた先に待っていたのは長蛇の列と立派な角の鹿さんでした。
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ロープウェーの駅へと続く階段の一番下まで伸びた列を横目に、優雅に下山する私。計画性の差に悦に浸ってしまいますね。嫌な奴って思ってくれてもいいですよ。赤の他人に施す優しさは持ち合わせていませんので。
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広島といえば、宮島といえばの名物、カキをいただきに参ります。
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普段の生活でカキなんて頻繁に食べることなんてないですし、食べたとしてもカキフライかなというところで、やっぱり焼ガキでしょということで焼ガキと、おすすめされたカキグラタン。
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あとはカキ飯を添えていきます。
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やっぱり貝類は火を通すと美味しいです。宮島の焼ガキサイコーでした。ぷっくりとしてはちきれんばかりの身に、濃厚なうまみを閉じ込めた爆弾です。大きいのに大味じゃない焼ガキに、ただのチーズ焼きだったカキグラタン。おすすめって、最近の若者のなんにでもチーズかければおいしいバカ舌に泳がされてしまいました。まぁ、味変にしてはちょうどよかったかもしれないですが、それならオイル漬けとか食べてみても良かったかもしれませんね。
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そして、今回のカキづくしのMVPは、カキ飯でした。カキのうまみを存分に吸った炊き込みご飯と、一緒に炊かれたであろうカキ。うまみの津波でした。気付いたら意識が押し流されていました。これだけで3杯いけるって思いました。いいものはいいものだと、やっぱりこれが旅の醍醐味ですよね。
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お腹も満たされたことで、ようやくメインの名所に向かいます。お昼も過ぎれば少しは人も減るかなという淡い期待をしっかり裏切ってくれる名所、厳島神社です。
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一部耐震工事中でシートがかぶっていましたが、何か感じるものがあったような、なかったような。そんな雰囲気をもぶち壊す、大鳥居正面の桟橋に群がる阿呆ども。並んで、順番に、撮影会?一人5秒で済ませろゴミカスども!!行列は日本の文化?勘違いはなはだしいな・・・ふぅ。おちけつおちけつ。
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気にするだけ無駄だと、自分に言い聞かせているんですけどね。ついつい負の感情が溢れてしまう。メインの名所のはずなのに、ほとんど通り抜けるだけになってしまうのはなぜだろう。ちょっとだけ損した気分になるんですよね。マジで、団体先導のオレンジ風船もったあのタコカス野郎だけは絶対に許さないと心に刻み付けて、次なる名物を食しに行きます。
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のど元過ぎれば、カキまた水のごとし、という言葉があるように、膨れたはずの腹はいつの間にかへこんでしまっていたので、もみじ饅頭の食べ歩きに興じていきます。
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私が高校生の頃は、揚げもみじしかなかったはずなのに、パイもみじやらクロワッサンもみじなるものが生まれした。というわけですべていただきます。まずパイもみじ、パイ生地に包まれたもみじ饅頭です。普通に食事です。重たい。次。クロワッサンもみじです。パイもみじのもみじ抜きです。次。
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揚げもみじです。ザックザクの表面にふわっとした生地。しっとりとしたあんこ。味、食感のバランスもとれていて、さすがの貫禄でした。もっとぶっ飛んだアイデアでなければ、揚げもみじは倒せんぞ!

もみじ饅頭もひとしきり堪能したところで、さすがに疲れてきてしまいました。
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あとは、もう一つの名物を食すばかり。だけど、微妙に時間がある。かといって散策を続けるには少し足りないという非常に微妙な時間。そのまま海辺でゆっくりしても良かったのですが、せっかくならということで豊国神社に向かいます。
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思ったよりも広々としていて、上から厳島神社を見下ろせる。風が程よく通り抜けていて気持ちよくなってしまいました。
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やっぱり日本の木造建築はいいですね。フローリングとは違う何かこう、木の生命力というか、何かがあるんですよ。
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足からもパワーをもらって、宮島最後の晩餐をいただきに参ります。宮島名物、あなご飯です。
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こんな名物あったっけ?宮島といえばカキのイメージしかなかったのですが、カキの店と同じくらいあなご飯の店がありました。あっつあつの陶器の器に入れられたあなご飯は、いつまでもアツアツで食べることができました。
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ウナギに比べるとだいぶあっさりとしていました。あなごの身も薄いように見えてしっかりふっくらねっとりしていて、甘めのたれと絡んでうまし。セットで付いてきたカキフライも、ローストビーフもおいしかったです。
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美味しいご飯に舌鼓をしている間に、夕日が沈んでしまっていました。太陽の位置的にきれいに見えたんだろうなという感じだったので、それだけが今回の後悔ですかね。ライトアップされた大鳥居まで見ることができたので、もう満足です。
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もっと遅くまでいる予定でしたが、さすがに登山もしていると疲れますね。人の波に乗ってフェリーに向かいます。一日楽しませてもらった宮島を後にして、本土の旅館に向かいます。
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といったところで、一日目は終了です。最近の旅館は、サービスが充実しているんですね。風呂上がりのドリンクサービスとか、アイスのサービスとか、もうそれがデフォルトになりつつあるんですか?なんだかんだ旅館ってのど乾くので、うれしいですよね。ひたすらレモネードを飲みまくっていました。広島はレモンも有名ですからね。
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おはようございます。二日目です。旅館の朝食ってなんであんなにおいしいんでしょうね。普段の朝食はパン派なのですが、旅館のバイキング形式の朝食ではやっぱりご飯を、と見せかけてご飯とフレンチトーストの両方食べてしまいます。
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今回の旅館のバイキングのラインナップは相当に当たりでした。あれも食べたいこれも食べたいと、順番に取っていくとどうしても後半のものが食べられなくて後悔することもしばしば。そして、日本人特有の順番を守る特性のせいで、奥のものを取りたいのに最初から並ぶから行列ができてしまうんですよね。
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もうちょっと、ゆっくりとれるシステムを構築して欲しいですね。開始時間が決まっている旅館の朝食なんかは特にそういうのが必要なのではないかと思いました。
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朝からお腹いっぱい食べてしまいましたが、この日は広島市街へ向かいます。広島といえば、日本国民として、ここは見ておかねばいけない場所、そう平和記念公園です。
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平和が一番ですね。平和の象徴たる鳩もたくさんいます。平和ですね。ここに来る直前に、事故で車が横転していましたが・・・平和ですよね?
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というか、何でこんなに人が多いん?それが一番平和を害しているのではないのでしょうか。ここでも、なぜ人が多いのか、のちに知ることになるのです。
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記念碑の回りに全くはける気配のない外国人の群れが、結局そういうところは、外人の占領されているようです。遠目で見て心の中で黙とうしておきます。

そのまま原爆ドームに向かいます。
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タイミングが良かったのか、ここはじっくりと見ることができました。とは言え、これから先同じような状態の建物が生まれないことを祈るばかりです。

お次は、自然のお堀に守られた広島城に向かいます。
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城に向かう途中、人の多さの原因が判明しました。なんと、グルメサミットなるイベント真っ盛りでした。城の周辺一帯に屋台屋台屋台。炊飯器が並んだ屋台などもあり、グルメサミット恐るべしとなりました。
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城に向かう途中で広島護国神社にも立ち寄り、いつも通り旅の無事と、良縁をお参りしてきました。ぶれませんね。あらゆる神様に旅の無事をお参りすることで、あらゆる危険から守ってもらえる、そんな気がします。おかげでこれまで何のトラブルもなく旅を楽しむことができています。ありがとうございます。
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ってなわけで、お城の天守目指して上っていきます。お城にも2種類あると思うんです。歴史博物館みたいに展示物がたくさんあるお城、これは城の内部を魔改造された城の皮をかぶった現代建築です。もう一つは、当時の城の構造などをそのまま見れるようになっている、正真正銘文明の証明たる、お城そのもの。私は後者の方が好きです。きしむ床板、急な階段、突然の大岩。そんなお城が好きです。
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歴史資料とか展示物なら、博物館とか宝物殿とかに行くんで、それを城に近くに用意してください。共通チケット買って行くんで、そっちの方がうれしいです。
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広島城は、逆にしっかりし過ぎてお城感がなかったです。それでもやっぱり天守閣からの眺めはいいですね。私の前世はきっと天守閣に巣くうイモリかなんかだったのかもしれませんね。
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と、ここまで回ってちょうどお昼時。グルメフェスの屋台なんかには目もくれず、広島といえばの丸いアレを食べに行きます。ということで、歩くと若干距離があるお好み村にやってきました。いろんなお好み焼きのお店が軒を連ねる、お好み焼きのデパートみたいな場所です。何度も来て自分好みのお好み焼き屋を探したい気持ちをぐっと抑えて、無難なところとして、元祖と言われているところに行きます。
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お店自体広くないため、待ち時間がありますが、今回は割とすんなり入れました。これもグルメフェスのおかげかな?広島のお好み焼きは何がいいって、野菜がたっぷりなところですかね。野菜たっぷりなのになぜあんなに食べ応えがあるんでしょうか?生地はあんなに薄いのに、反対側は卵のはずなのに、どうしてあんなに食べ応えがあるのか。地元に欲しい。
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これまで旅先で食べてきた美味しいものを、近所で食べられるようにして欲しい。箱庭系のゲームとかでよくあるシステムを導入したい。取り寄せグルメでは再現できないうまさですよね。旅行ならではの雰囲気とか気分も相まっての事なのかな。吊り橋効果的な、普段よりも五感がさえわたっていておいしく感じるのかな?
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お腹も満たして帰路につく前の最後に平和記念資料館に寄っていこうとしたんですけど、案の定人だかりと行列がそこにはありました。さすがに帰路の運転を考えると待ってられないということで断念しました。飛行機とか新幹線とか使えばもっと楽しめるのかもしれませんが、車で行くことに意味があるんです。
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というか、単純に運転が好きなんです。減速と加速を繰り返しながら走行していると気持ちが悪いですが、一定速度で走り続けられると、私だけかもしれませんが、とても気持ちがいいんです。周りの車も一定速度で走り続けていて誰も邪魔をしないそんな瞬間が気持ちがいいんです。あとは、お土産屋でいろんな商品を見ているだけでも楽しいですしね。
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というわけで、あの日の広島悪夢払拭アップグレードの旅はいかがだったでしょうか。非常に満足のいく旅になりました。特に宮島、一日たっぷりと堪能することができました。まさかの大鳥居の下まで行くことができたので、それだけでも今回行った価値はあったというものです。やはり泊りの旅行はいいですね。来年はもう少し泊りの旅行を増やしてもいいかもしれないですね。

 

ではでは