赤目の忍者にロマンとマロンを

8月末のとある休日の朝一番、前日までの天気予報が雨一色であきらめムードから一変、まさかまさかの晴れ模様。80%くらい予定変更だろうなとあきらめていたけど、残りの20%を引き当ててうれしい誤算(*'ω'*)写真を撮りすぎてしまったので、写真ばかりの内容にならないように厳選しなければ。

高速道路のJCTの乗り換えを間違えて忍者の里に迷い込み、ホッカホカのコンクリートを横目にたどり着きました山の中(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾
f:id:ichi-hama:20190901072454j:image

赤目四十八滝です。忍者の修行の地、日本名水100選、オオサンショウウオの生息地として有名のはずのパワースポットで国定公園のAKM48(´゚д゚`)前日までの大雨で水量が多いらしく、迫力満点の滝が見れますよと駐車場の集金のおじさんが教えてくれました。期待に胸を膨らませ、さっそく滝見弁当をこしらえて(おばちゃんが10分で作ってくれました。ありがとう(*‘ω‘ *))、滝を目指していざ出発!٩( ''ω'' )و
f:id:ichi-hama:20190901072607j:image
入山前にオオサンショウウオセンターでオオサンショウウオについてお勉強。サンショウウオが手のひらサイズで、オオサンショウウオといっても2~30cm位しかないんでしょ?と思っていました。そう今日この時までは。1mですか(;^ω^)なるほど、オオサンショウウオ、名前に恥じない大きさですね。ちなみにサンショウウオ、名前の由来は切ったときに山椒のにおいがしたからサンショウウオらしいです。ほんとに??まあいいです。道中すきあればサンショウウオを探しながら最奥の岩窟滝を目指します。普段の水量を知らないので、多いといわれても比較はできませんが、多いのかな?澄んだ空気と、透明な水、滝から降り注ぐマイナスイオン、水の流れる音と、セミの鳴き声( ゚Д゚)が余分ですね。カワセミならよかったのに。5感のすべてで大自然を満喫(*‘ω‘ *)川沿いの細い道をひたすら進んでいく、濡れた石に苔むした岩、ぬかるんだ腐葉土に心許ない鉄の足場。目に入るのはひたすらに自然。一番奥までは約90分の道のり。途中いくつもの滝がお出迎え。中でも印象的だった滝を紹介していきます。
f:id:ichi-hama:20190901072710j:image
サンショウウオを模した謎の手洗い場。いきなり滝以外のものを紹介。
f:id:ichi-hama:20190901072738j:image
赤い目をした牛。('ω')
f:id:ichi-hama:20190901072807j:image
一番水量が多く迫力満点な不動滝。
f:id:ichi-hama:20190901073034j:image
いくつのも水筋に分かれている様から千手滝と呼ばれるようになったはずなのに、水量が多すぎて分かれる様が全く見られない千手滝。
f:id:ichi-hama:20190901073235j:image
道を塞ぐように降り注ぐ雨降滝。せっかく晴れたのに雨に降られてしまいました。
f:id:ichi-hama:20190901073631j:image
他にもたくさんの滝がありました。どの滝も迫力満点で全部紹介したいところですが、そこは自分の目で!実際に行って見てください。写真では伝わらない何かが感じられるはずです。水は透明で澄んでいるのですが、奥に行くにつれて滝つぼの色に変化が出てきます。
f:id:ichi-hama:20190901073933j:image
青に緑に変化する水の色、青もみじの新緑、たまに差し込む日の光。最後まで見飽きることはありませんでした。ついに到着しました最奥の岩窟滝。
f:id:ichi-hama:20190901074024j:image
最後の滝だからさぞすごいかと思いきや、ほほーう。という感じの滝。道中の道のりを考えると、到着したことの達成感と相まって際立ってよく見えるプラシーボ効果??(*'ω'*)いや、あってるか知らないですよ。そもそもプラシーボ効果って言葉はあるんですよね?調べませんよ私は。ふと思いついたから書いてるだけです。で、プラシーボ効果によって煌めいて見える岩窟滝。ちょうど昼時なので、川の近くでお弁当を食べられるところを探します。川沿いに降りていきました。石はもれなく濡れていたので、川の近くでの弁当はあきらめ、とりあえずサンショウウオがいないかを探してみることに。後から分かったことですが、サンショウウオは夜行性で、昼間は巣にこもって出てこないとのこと。そうとは知らずに探していると、なんか白っぽいものが集まってるような?
f:id:ichi-hama:20190901074109j:image
いや砂のところは白っぽいから砂じゃ・・・?おや?なんか違いますね?カメラでズームしてみると。
f:id:ichi-hama:20190901074149j:image
なんかどでかいカエルの卵のような?ぶよぶよの膜の中に白い塊が入っているような?そんなのもののように見えます。明らかに砂じゃないなと、まさか卵じゃないよな?あんな不用心に川の真ん中に卵があるわけないじゃないですか!サンショウウオだって馬鹿じゃないんですよ!大自然を生き抜いてきた猛者ですよ。これもオオサンショウウオセンターに戻って聞いた話ですが、確かにこれはオオサンショウウオの卵だそうです!ほんとに珍しいもの見れましたね!と言われました。なぜこんなものが見れたのか?そもそもサンショウウオ、卵は巣の中に産んで世話をするそうです。普段は絶対に見られないはずなのですが、前日までの大雨で巣の中から流れ出てしまったのではないかとのこと。いろいろな偶然が重なって見ることができたので、もうこの時点で今回の旅は大満足ですよ(*‘ω‘ *)見つけた当初は半信半疑だったので、写真だけ取っておいてお昼ご飯の滝見弁当を食べに椅子探しを始めるんですけどね。
f:id:ichi-hama:20190901074355j:image
おばあちゃんがこしらえてくれた山菜しめじ弁当。炊き込みご飯と、山椒の効いた白飯と少しのおかず。疲れた体にちょうどいい塩加減。大自然の澄んだ空気の中で食べる弁当はサイコーですね。滝巡りを制覇したので帰路につきます。途中川に足をつけられそうなスポットがあったので休憩をしました。川の水は非常に冷たく気持ちがいい(´ω`*)疲れた足をしっかりアイシングして無事帰還です。次の目的地に向かう前に、そういえば有名だったへこきまんじゅうのお店がやっているではありませんか!サツマイモの生地にいろんな具を入れて食べるB級グルメ。せっかくなので夏季限定のへこきアイスを食べることに。
f:id:ichi-hama:20190901074422j:image
アイスの形もサツマイモ。だけど実際はバニラアイスで、上下の生地の方がサツマイモ。芋の甘さとバニラアイスの相性良し。ちょっとのどは乾くけどとってもおいしかったです。最後に酒屋で伊勢志摩サミットでも出された日本酒を購入し、次に向かいます。

次に向かいますが、正直今回の旅ここまでなんです。後は日帰り温泉で滝巡りの疲れと汚れとを落としてリラックス。予定よりも時間が押していたので、当初予定していた城巡りを中止にして道の駅にお土産を買いに行きます。そこで人生初のタピオカジュースに挑戦。
f:id:ichi-hama:20190901074507j:image
タピオカの大きさとストローの太さに悪意を感じ、吸っても吸っても出てこないタピオカと格闘し、もうタピオカは飲まなくていいやと思いました。
f:id:ichi-hama:20190901074539j:image
旅の締めくくりに、おいしい貝料理を食べようとしていましたが、お店は予約でいっぱいでもう入ってくるなという張り紙が*1仕方がなく周辺で入れそうな店を探すも全滅。週末の居酒屋の利用率が高いのかなと、どことは言いませんが四日市の評価が私の中で地に落ちたことをお知らせします。結局帰り道のSAで食事をすることに。地元飯ですね。
f:id:ichi-hama:20190901074556j:image
味噌カツにエビふりゃー。お口は地元飯で安心しましたが、胃袋は満足してくれませんでした。今度は四日市以外で、おいしい貝のお店を探します。

前半で運を使い果たした感がある今回の旅、実質行ったのは一か所だけでしたが十分に楽しめました。でも、この旅で一番笑ったのは、道中のカーナビさんの一言でした。『5キロ以上道なりです。(しばらく直進した後) あっ!! ポーン 200m先左方向です。』カーナビさん!?今のあっ!って何!!最終的に自宅近くでルート通りに行かなかったらルート表示もしてくれなくなってすねてしまいました。いつも家に着いたときにお疲れ様でしたって言ってくれるのですが、今回は言ってくれませんでした。ちょっと寂しかったです。

 

ではでは

*1:+_+