ひざを折れ千本鳥居-隅魔洗-今日の撮影会場はここですか?~皮肉を込めて~

3月某日 最初に断っておきます。今回は、私の個人的な感想とか偏見みたいなものが大いに含まれている可能性があります。これから書きあげていくであろう未来の私が、どんな心持でいるか、そこが重要です。少なくとも今の私は、非常におねむプラス疲労コンパインです。ちょっと横になって目を閉じればたちまち夢の中へゴーイングマイウェイです。ジャスタウェイもビックリです。
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それはあっちの部屋の隅に置いておいて、木造の床から煙が立ち込めるほど頭をこすりつける覚悟まではないですが、これはきっと由々しき自体とも言えなくはないのではないかということで、心の中で警鐘を鳴らしていこうと思います。届けこの思い。
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ということで、そうだ!京都に行こうと思い立ったが吉日。かといって、京都の中心部にまで車で突撃するのは自殺行為ともいえるので、最寄りのお安い駐車場に停めて周辺散策をする、急がば回れ、回る犬の巻き尻尾作戦です。
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何度もお世話になっている某駐車場ですが、近くにすごく広い駐車場ができていました。事前にGoogleマップで調べていたよりも更に広くなって私を迎えてくれた駐車場。最大料金の設定があり、京都にしては良心的なお値段、さらに都心から少し離れていて、大通りからそんなに離れていない好立地。近くにお手洗いと交番付きなので困ったときにも安心ですね。
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そんなこんなで、今回はどこに行ったかというと、伏見稲荷清水寺です。最初に行き先をさらしていくスタイルで今回は行きます。清水寺は何度行っても飽きないとは言えないですが、坂道にあるお店が魅力的なんですよね。もはや買い物しに行ってるまである。そのついでに、清水の舞台から京都タワーを眺めに行くみたいなね。伏見稲荷も前回4年前に行っていますが、途中で引き返したリベンジを誓っていたこともあり、山頂まで行ってきました。
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のですが、今回はまぁ、一言で行ってしまうととっても残念な思いでいっぱいなんです。というもの、日本にいるのに日本にいないんです。何言っているのかわからないかもしれないが、起こったことをそのまま話すぜ。聞こえてくる言語の8割が外国語なんだ。理解できないかもしれないがまぎれもない事実なんです。あえて外国語と書いた意味は察してください。
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そうか、日本の奥ゆかしき京都は、腐海に沈んだのだと、そう感じざるを得なかったです。そして今回一番問題だと思ったことは、観光地は撮影会場じゃぁないんだということです。きっとそういう人たちの目的は、日本の文化に触れることではなく、ただ写真を撮ることになっているということです。そして、スマホで簡単にきれいな写真が撮れ、簡単に共有できるようになってしまったからこそ、写真を撮ることの考え方が変わってしまったのでしょう。
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人込みの中でわざわざ立ち止まって写真を撮る人、通路を塞いで撮影会まがいなことを始める人。それに対して気を使って立ち止まる人、参道に人だかりができているときは大抵撮影会ですからね。ポーズとか角度とか気にして撮っているけど、ただの自己満足に他人を巻き込むなって思うんですよね。そんなに凝った写真が撮りたいなら、人が少ない時間を選ぶか、貸切って勝手に撮影会でも何でもしてくれって思いますよね。
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清水寺周辺の1年坂とか見ていて滑稽ですよ。みんなスマホ片手に手を上にあげて写真を撮っているんですよ。しかも階段の途中で、突然立ち止まって右に左に、周りにどれだけ人がいようと関係ない、無法地帯の出来上がりです。前の人に続いて歩いていたら目的地に着くのに通常の倍以上かかってしまいます。興ざめもいいところです。
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せっかく伏見稲荷をゆっくり堪能しようとしたのに、1時間くらい予定よりも早く回ってしまいました。観光地の写真撮影に対するマナーとか今一度考え直すべきではないでしょうか。せめて通行者が優先になるようにするべきだと思います。あとは、今どきのカメラは手振れ補正がかなり優秀なので歩きながらでもきれいに撮ることができます。凝った写真を撮っても、その写真を撮るのに周りの人が不快な思いをしている中で撮った写真には価値なんてないと思います。
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申し訳ありません。愚痴ばかりになってしまいました。伏見稲荷の山頂へ向かう参道は、雄大な山の自然と立ち並ぶ鳥居でなんとも幻想的な感じでした。途中にある滝行場で手先に滝を受けてきたので、きっと良い絵が描けることでしょう。
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そして、前回の反省を生かして、移動には電車を使いました。前回30分以上歩いたところをたったの5分です。さすがに前回が脳筋過ぎただけな気もします。旅先で車以外の交通機関を使うのは初めてでしたが、案外使い勝手がいいかもしれないですね。車での移動が困難な都会系観光地には有効だということがわかりましたね。
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そして、清水寺。改装が終わってきれいな状態で見るのは初めてでした。6年越しの念願がようやく叶ったという感じです。
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そして、6年越しに食べる湯豆腐も大変美味でした。大豆のうまみたっぷりの木綿豆腐、大豆の味がダイレクトに感じられる豆腐はそうそうないですからね。
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ということで、人込みを縫うようにしてかいくぐりながらお土産を買いそろえて、お抹茶とティラミスで一息ついて清水寺を後にしました。
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やっぱり時間に余裕ができてしまったので、最後に国宝三十三間堂に寄ってきました。
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堂内は撮影禁止ですが、あっかん音像でした。以前来たときに比べて道内の照明が増えて、中がかなり明るくなっているように感じました。前行ったときは窓からの明かりだけじゃなかったかな?違う場所と混同してる?
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とりあえず、無礼を承知での感想なのですが、千手観音像を引き連れる各部隊長って感じがしました。小学生並みの感想ですね。失礼にもほどがあります。こんな奴が見に行く場所じゃないってね。

ここまで愚痴が豊富なのは今回限りとしたいと思います。今回もこんな内容なら公開しない方がいいかなとも思いましたが、私の素直な感想ってことで旅日記としては生々しさが出ていいのではないでしょうか。
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久々に旅先でイラつきを覚えてしまったのでこの時の気持ちを忘れないように、一種の戒めとしておきましょう。観光地の安寧とモラルの統制がされることを祈っています。大きな事故事件が起きる前に改善されることを願っています。そして私の旅が健やかになりますように。

 

ではでは