こんぴらさん~うどん県に鳴門はないがコシはある~

10月某日 澄み渡る秋の陽気と晴れやかな気分、いつにもまして眠れない旅行前夜を過ごして期待と不安で心も体もほっくほく。酸いも甘いも味わい尽くしたいそんな私は今日も元気です。

どうも、二か月ぶりの更新になります。待ち詫びていたというあなた、お待たせしました。待っていなかったよというあなた、そんなこと言って実は待っていたんでしょ?私にはわかります。有塩のミックスナッツは塩の味がするくらいわかります。

やはりブログの更新は旅行から帰ってすぐにやるべきですね。勢いとテンションが違いますね。あの退屈でしょうもない仕事終わりに書いても、しょうもない内容にしかならないんですよ。まあそんなしょうもない仕事の話なんてしょうもないこと書いてないで、とっても面白くてサイコーにHappyな旅行の話をしようじゃないか!ハードルを上げすぎたので、少し下げます。今回の旅は親孝行の旅です。

これは一気にハードル下がりましたね。それでは早速行ってみましょう!今回の旅は四国は香川。こんぴらさん経由うどん行き。終点淡路島でお送りします。
f:id:ichi-hama:20221027231219j:image

というわけで、まず最初は与島です。
f:id:ichi-hama:20221027231237j:image

そうです寄り道です。寄り道するのも旅の醍醐味、予定よりも30分以上も時間ができてしまったので寄り道をした次第です。ご存知の通りこの与島、どこにでもあるPAです。というのは巧妙な罠で、ただのPAではないんです。広々とした駐車場、立派なフードコートにお土産コーナー。そして極め付きの展望台。そうです、瀬戸大橋を思う存分楽しむことができるんです。橋なんて渡るだけだと思っていませんか。マスコットキャラのわたる君もご立腹ですよ。
f:id:ichi-hama:20221027231306j:image
大きくてごつごつしていてよくわからない構造の建造物とか男の子ならみんな好きやろ!これが好きじゃないやつは旅行に行く資格はない!!家でおとなしくしてなさい!すみません言いすぎました。自虐と偏見はいけませんって誰かに言われた気がするので反省します。
f:id:ichi-hama:20221027231402j:image
瀬戸大橋を下から見ることで初めて本州を離れて、四国という島に渡っているということを実感しました。四国と本州をつなぐ架け橋、この橋のおかげで私は私の愛車で何の苦労もなく四国へ上陸することができます。届くかはわかりませんがお礼申し上げます。私の人生に潤いを与えてくれてありがとう。
f:id:ichi-hama:20221027231520j:image

無事四国に上陸したのでさっそく腹ごしらえです。お昼は当然うどんです。昼にうどんを食べるために早朝出発してきてるんです。うどん県の実力見せてくれよな。ということで、初日のお昼ご飯はちょっと新しめのお店にお邪魔しました。
f:id:ichi-hama:20221027231538j:image
あまりなじみのないセルフのお店。香川ではもうおなじみって感じなんですよね。うどん屋と言ったらセルフ。セルフと言ったらうどん。揚げ物がスーパーの総菜コーナーよりも種類豊富で安い。うどんも注文から2分くらいで出てくる。早くて安い、まさにファーストフード。なんだけどめちゃくちゃうまい。お昼は肉と牛筋の肉ミックスぶっかけを頼んだんですけど、出汁に効いたスープと温泉卵、トッピングのネギと揚げとおろしはかけ放題。揚げ物はゲソ天ととり天。どれもしっかり味がついていて美味。麺は讃岐うどんにしては少しコシがないやわらかめでした。それでも普段食べているうどんに比べたら本場って感じがしました。さすがはうどん県。腹持ちもいいし、マ〇クみたいなファーストフードなんて目じゃないぜって感じです。

お腹も満たされたので今回のメインディッシュ、こんぴらさんこと金刀比羅宮です。
f:id:ichi-hama:20221027231624j:image
駐車場から参道に向かうと最初にお迎えしてくれたのが、この木何の木大きな木でした。なんでこんなところにっていうか気配を完全に消してやがる。この木できる。この大きさで近くに行くまで存在にすら気付かないなんていったいどういうことだってばよ?ということで大きな木の脇をすり抜け今度こそ参道に、と、またしても大きな一升瓶が行く手を塞いできました。
f:id:ichi-hama:20221027231651j:image
大きな一升瓶とは?もはや一升瓶ではないんだが。でも、無限ポン酒(´ω`*)浴びるように飲んで泥のように眠って蝉のように飛び起きる。そんな一日があってもいいんじゃないだろうか。よくはないな。そんなこんなでようやく始まります。
f:id:ichi-hama:20221028222146j:image
そうです。1368段の階段の始まりです。え?もう始まってるの?って感じで始まります。ここからとかの表示とかないんですね。私が見つけられなかっただけかな?でも気付けば100段の表示が。最初はなかなかに急な階段でした。
f:id:ichi-hama:20221027231807j:image
でもしっかりした石段の階段だったのですごく歩きやすかったですね。今年は不揃いな石畳の階段のところばかり行っていたので、その中では一番歩きやすかったですね。段数は断トツで多いけど、歩きやすさって大事だなって思いました。歩きやすさもそうだけど、景色とか雰囲気とか、やっぱりパワースポットって感じはひしひしと感じていたりいなかったり。
f:id:ichi-hama:20221027231838j:image
感じていたのは神馬の神々しさだったのかもしれません。ほとんどの神社で神馬が見られなくなってきた昨今、久しぶりに神馬を見ました。普通の馬とは違う何かそんなオーラのようなものを感じた気がしました。気のせいかもしれませんが。そんな神馬に力をもらって、まずは本宮まで上っていきます。
f:id:ichi-hama:20221027231956j:image
その道すがら、このこんぴらさんで唯一、一段下がっている段差。
f:id:ichi-hama:20221027232018j:image
この一段で涙を呑む人がいると考えると、悔しくて悔しくて。それはそれとして、部活で地元の高校生?が階段ダッシュしてたけどマジでやばいね。私の地元にこんな階段のあるところがなくてホントに良かったって思いました。ってなわけで割とあっさり本宮までたどり着きました。
f:id:ichi-hama:20221027232056j:image
本宮までは785段。これくらいならまだまだ余裕ですね。本宮から見える景色もすごくよかったです。
f:id:ichi-hama:20221027232120j:image
そして更なるパワースポットを目指して、奥社に向かいます。階段の段数は本宮までよりも少ないですが、距離があるので時間がかかるんですよね。
f:id:ichi-hama:20221027232149j:image
ここからはより山の中を歩いているような感じになっておりました。さすがに後半戦疲れが出てきました。それもそのはず、わたくし実は、ここに来るまで、車で、6時間運転してきているんですよ。言い訳しているわけではありませんのよ。でもね。ちょっとだけ考えてみて欲しいの。ちょっとだけでいいの。はい。
f:id:ichi-hama:20221027232228j:image
何でもない木に一筋の光。この山のパワーをすべてこの木に。実はこの木がこの山で一番の力を持った主なのでは?
f:id:ichi-hama:20221027232248j:image
だからここにだけ光が差し込むように、木々が光の道を作っているのでは?でもね、一つ言っておきたいことがあるんです。何時だと思います?12時です。お昼真っただ中の12時です。これもうどん県のなせる業です。うどんの腹持ち侮ることなかれ。地元うどん県民がかけうどんをただひたすらにすする音が耳に残っています。
f:id:ichi-hama:20221027232302j:image
うどんがこだまする中(盛大な空耳)ついに到着しました。こんぴらさんの奥社さん。厳魂神社です。
f:id:ichi-hama:20221027232418j:image
本宮とは違うパワーを感じる気がします。ここからの風景の素晴らしいの一言。
f:id:ichi-hama:20221027232451j:image
人生2度目のこんぴらさんでした。約6年ぶりの四国。6年ぶりにして、自分もいろいろ変わりました。変わりましたかね?6年前はなぜか写真をあまり撮らないで自分の目で見るんじゃい!と息巻いていました。だけどやっぱり記憶って薄れてしまうんです。あの楽しかった思い出も、あの苦い思い出も、そこに写真があれば思い出すきっかけになるんだと思うようになりました。
f:id:ichi-hama:20221027232627j:image
だから今では、一回の旅行で200枚以上の写真を撮っています。極端過ぎます。ちなみに今回は300枚撮ってました。だけど、その写真一枚一枚が私の大事な思い出なんです。あっという間の6年でした。パワー!!

往復で2時間のこんぴらさん参拝でした。奥社から本宮まで戻ってくると、武装した狛犬がお出迎え。
f:id:ichi-hama:20221027232647j:image
アートなんだって。カッコいいね。
f:id:ichi-hama:20221027232705j:image
それから時間もたっぷり余ってしまったので足湯に浸かってリフレッシュ。程よい温度の温泉に浸かれた足にも再び歩く活力が戻ってきました。その足でお土産を、主に日本酒をしこたま買い込んで一日目は近くの旅館で一泊します。

古き良き老舗温泉旅館です。さっそく露天風呂のある大浴場で汗を流しに行きました。打たせ湯もあり頭から肩まで温泉成分を十分に浸透させていきます。程よい湯加減で、すぐにのぼせてしまう私にはちょうどいい温度でした。久々の温泉で心も体もポッカポカです。そしてこの後にお楽しみの旅館飯です。旅館飯も数年ぶりですね。
f:id:ichi-hama:20221027232834j:image
最初に出てきた野菜の冷製スープ、すごく濃厚なのにすっきりとした味わい。最初っからフルスロットルです。これだから旅館飯はやめられない。お次に来たのが風呂吹き大根。
f:id:ichi-hama:20221027232940j:image
上からかかっているソースはボルチーニ茸とのこと。人生初めてのボルチーニ茸です。香りは松茸以上と聞いたことがあります。確かにキノコの芳醇な香りが鼻を刺激します。匂いからもうおいしい。おいしい松茸をちゃんと味わったことはないですが、ボルチーニ茸、とってもおいしゅうございました。そしてメインのオリーブ牛の山海宝楽焼きです。
f:id:ichi-hama:20221027233003j:image
焼き石で野菜と海鮮とお肉を炙って食べるというもの。どれも新鮮で大満足でござる。それからこの旅館の名物らしい豆腐さん。
f:id:ichi-hama:20221027233132j:image

出汁が入っている豆乳に浸かってるお豆腐さん。豆腐ももちろん美味しかったですが、出汁の効いた豆乳がもう美味しい。このスープだけでお腹いっぱい飲めるくらい美味しかったです。トッピングにきな粉もあって、親子三代大豆三昧でした。
f:id:ichi-hama:20221027233539j:image
そして最後のデザートも植木鉢の観葉植物の見た目をしていて目でも楽しめて、さらに中身は2層構成になっていて、最後までおいしくいただくことができました。あとは次の日に備えて部屋でゆっくり過ごしました。
f:id:ichi-hama:20221027233611j:image
露天風呂付の部屋だったのでこれはもう入るしかねぇ!ということで一人でまったり温泉を楽しみます。
f:id:ichi-hama:20221027233633j:image
部屋の露天なのに足を伸ばして入れる広々湯舟。足が伸ばせるだけで気持ちよさは数千倍にもなるんです。

やっぱり温泉旅館はいいね。また近いうちに行きたいですね。ということで、一日目は終了です。

二日目~ふつかめです!!今日も一日テンションをあげていくために、朝食バイキングでお腹いっぱいいただきます。いただきました。

朝食も食べてお腹もいっぱい元気もいっぱいということで、チェックアウトまでゆっくりと過ごして、少し早めのお昼ご飯を食べに行きます。ついでにお土産オリーブオイルを買いに行きます。

ってことで、せっかくうどん県こと香川に来たので、二日目のお昼もうどんを食べに行きます。
f:id:ichi-hama:20221027233701j:image
初日とは違い、ちょっと変わり種のうどんが食べられるお店にやってきました。こちら、山かけ鉄火うどんです。とろろにマグロが乗っていて醬油をかけて食べるうどんです。うどんに醤油?とろろとマグロは確かに醤油だけど、うどんに醤油か、と思っていたけど、醤油でもうまいな。出汁の効いたスープのうどんは当然おいしいけど、醤油のうどんもおいしかったです。さらに今回のお店は一日目のお店よりコシがあるうどんでした。これぞ讃岐のうどん。ホントに3食うどんでもいけるくらいおいしかったです。うどん県の名前は伊達じゃないってね。ただ、セルフのうどん屋は知らないと難しい。お客の少ない時間帯に行って勉強することをお勧めします。
f:id:ichi-hama:20221027233727j:image

朝食に続いて昼食も終え、存分にうどん県を楽しんだので、そろそろ帰る時間です。帰るとはいえ、帰り道での寄り道も存分に楽しんでいきましょう。ということで、とりあえず鳴門に寄って、鳴門金時の芋菓子を購入。今回も今回とて、お土産ほっくほくです。

そして今回の副菜となるこちら鳴門公園の、鳴門山展望台渦の道大自然の息吹を感じてきました。
f:id:ichi-hama:20221027233818j:image
展望台まではめちゃ長のエスカレータで登っていきました。窓の格子と窓に映る自分の姿で角度が違うので変な感覚になりながらひたすらに登っていきます。
f:id:ichi-hama:20221027233954j:image
たどり着いた先でさらにエレベータに乗って屋上へ行きます。屋上の展望台からの眺めはなかなかなものでした。
f:id:ichi-hama:20221027234019j:image
鳴門大橋を一望できる展望台。隣に無料で歩いて登れる展望台もあったので、お金を払ってエスカレータで楽するか、無料で楽しむかはあなた次第ってやつですね。
f:id:ichi-hama:20221027234059j:image
四国側の山と淡路島側の橋と山とそれ以外は海という、360°楽しめる展望台でした。
f:id:ichi-hama:20221027234152j:image
個人的にはお金を払ってエスカレータで登るのもありだなと感じました。それから渦潮を真上から見えることで有名な渦の道へ向かいます。
f:id:ichi-hama:20221027234257j:image
が、ちょうどお昼時で潮どまりの時間帯。朝の10時頃と夕方の16時頃が潮の干満で渦潮が見れるピークがあるみたい。だからお昼時はほぼ渦潮が見れない時間でした。何とか少しでも見るために2時間くらい公園内を散策したり、コーヒーを飲んだりして渦潮が見れる可能性のある時間になってから渦の道に進んでいきます。
f:id:ichi-hama:20221027234327j:image
高速道路で車が走っているすぐ下に遊歩道があってそこを歩いていきます。足元はしっかりしているように見えて、車やトラックが通るたびに振動が伝わる新設設計。
f:id:ichi-hama:20221027234350j:image
壁はなく金網があるだけなので潮風が常に吹き荒れる安心設計。慣れるまではホントに生きた心地がしなかったです。
f:id:ichi-hama:20221027234412j:image
でも、足場は変に揺れたりしないしっかり設計だったので、さすがに慣れました。でも、足元がガラスになっていて真下が見えるスポットはどうしても上に立つことができなかったです。
f:id:ichi-hama:20221027234438j:image
縁に立つので精一杯です。渦までは見れなかったですが、複雑に波が絡み合い、見たことのない模様が海面に広がっていました。
f:id:ichi-hama:20221027234658j:image
最大で20mほどの渦ができるみたい。
f:id:ichi-hama:20221027235228j:image
今度はきれいな渦ができているのを見てみたいですね。大潮とか調べていけば見れるかな。
f:id:ichi-hama:20221027234728j:image

というわけで、渦の道で変に力が入って疲れてしまったので、最後に淡路島で寄り道をします。うずの丘 大鳴門橋記念館です。玉ねぎです。
f:id:ichi-hama:20221027234838j:image
目的はもうズバリ、玉ねぎです。玉ねぎ商品をひたすらに買い込みました。淡路島の玉ねぎ美味しいんですよ。潮風を浴びて育った玉ねぎは甘くておいしいんです。おいしいんです!塩玉ともいわれるものもありますが、塩味がついているわけではないことだけ知っておいて欲しいです。私は決して玉ねぎの回し者ではありませんよ。
f:id:ichi-hama:20221027234907j:image
玉ねぎのオブジェがあるとのことでしたが、写真撮影会で若者が群れていたので、私は玉ねぎのテーブルを撮影してそそくさと買い物をしていました。そして早すぎたお昼ご飯で小腹も空いていたので、名物玉ねぎバーガーとオニオンフライを食べました。
f:id:ichi-hama:20221027234928j:image
玉ねぎがメインのバーガーなんてステキやん。玉ねぎの甘味たっぷりのバーガーで美味でした。
f:id:ichi-hama:20221027234950j:image

はい、こうして今回の香川、うどん、玉ねぎの旅は終わりを迎えたのでした。歩いて食べての実質食べ歩きの旅でしたね。3か月ぶりのブログ更新なので張り切っちゃいました。前半頑張りすぎたので後半は少し抑え気味にしました。ちょうどいいバランスに仕上がったのではないでしょうか。
f:id:ichi-hama:20221027235034j:image
最後におまけで、淡路島SAから撮った夕日を浴びる明石海峡大橋の写真を添えて、四国行きの三大海峡大橋?って呼ぶかはわかりませんが橋制覇です。
f:id:ichi-hama:20221027235049j:image
3つの橋を制覇した時、その身に聖なる力が宿ったり宿らなかったり。ついでに帰り道のSAで食べた夕食の鶏もも肉でしめたいと思います。
f:id:ichi-hama:20221027235106j:image

行ったばかりだけどまた四国に行きたいですね。ずっと言ってるけど、そろそろ小豆島にも行きたいですね。来年こそ行こうかな。行こうかなじゃダメなんだな。来年行きます!夏がいいかな。

ではでは