南のチーター~踊る我らは皿の上~

2月某日 ハッピーバランタイン!遅ればせながら、あなたのハートのオアシス、心の片隅に潜む嫌悪感の正体。そうわたしだ。
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ちなみに、バランタインは誤字ではない。世の中の男子がこぞってそわそわしだすあの日と同日ながら、その存在を知るものはこの世にただの一人としていないそんな虚空に住まう荒くれもの、ただ思いついた単語を並べればいい感じになるかと思ったけど今日はダメでした。この言葉遊びがうまくいくかどうかが、この記事の面白さを決めるといっても過言ではない。いや過言過ぎるといってもいい。及ぶに事欠くとはこのこと、どのこと?どゆこと?('ω')思い出したかのように顔文字を入れていくスタイル。
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ここまで一切どこに行ったかの情報が出てないですね。わかる人がいたらきっとその人はタイトルをちゃんと見ている人ってことですね。動物園かな?はたまた、沖縄かな?そこはかとなくオーストリアの自然保護区かな?チーターに追われて32.695km走ってきてたりするのかな?そんな期待しないでください。
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今回行ってきたのは、みなさんご存知、南知多です。知多のチーターです。チータープリンってお店があったので使わせてもらいました。この記事を書いている現在はまだ食べていません。(´ω`*)楽しみです。
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前置きはこの辺にしておいて、前回かなりあっさりだったので気合を入れていこうかな?どうしようかな?でも旅から帰ってきたその身そのままにこの記事を書いているので、気分上々、奇々怪々、神羅万象蒼天のイシュガルド?なんだこの予測変換?知らない変換が出てきたんですけど?なにこれ?え?

というわけで最初に訪れたのは、南知多ビーチランドです。
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もうすっかり常連となりつつある水族館系です。お魚は見て癒されるし、食べても満たされるし、なんて愛おしい存在なのでしょう。生き物すきぃ...。
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どっ定番のクマノミや、チンのアナゴさん。クラゲにカニにエビにとどいつもこいつもかわいらしい顔しやがって。全く。時間がいくらあっても足りないぜ。あとカメラのシャッター音が鳴りやまないぜ。
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昔はこんなに好きじゃなかった気がするんですけどね。いや、好きではあったんですけど、表に出していなかったというか、いろんな水族館や動物園に行く度に、やっぱり私は生き物が好きなんだなって思えるんですよね。
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一人でもそういうところに行っちゃうだけあるというかなんというか、モンハナシャコっていうかスベスベマンジュウガニっていうか、マージというか、それは真アジだけどな。
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真・三国無双って感じがして、真アジってかっこいいよね。真・はまち旅ってしたらなんか始まっちゃう?期待に胸が膨らんじゃう??いやいや待て待て、脱線が過ぎるぞ今回。何一つビーチランドの魅力が伝わってこないじゃないか。
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でもそこは写真から感じ取ってほしいというか、言葉では伝えきれないそこはかとない雰囲気というか、息遣いというか、なまめかしいぬるぬる感というか、素肌に這いまわるゾワゾワ感というか、そこをくみ取ってほしいです。
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そんな感受性を私のブログは養うことができます。迷信です。忘れてください。失敗もショーの一部にしちゃう、そんな気概と愛嬌と一途さを兼ね備えたビーチランドをよろしくお願いします。いやどんな宣伝だよ。
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狙って失敗するのも難しいんですよ。いや、プロならむしろ簡単なのか?とにかく!!演出や展示方法に工夫があってとっても楽しむことができました。でも一つだけ言いたいことが、ガラスをもっと綺麗にしておくれ!!
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午前中はそれはもう存分に楽しめました。お魚を見たらやっぱりお魚を食べたくなるということで腹ごなしに行きます。

フグはフグでもただのフグではない!不遇の時は過去に去った!今こそ我らの真骨頂を見せるとき。目をかっぴろげて相まみえよ!刮目せよ!我らが先祖に一泡吹かせたすごいやつ!!トラっ!!フグゥ!!ババン!!!٩( ''ω'' )و
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なぜフグが全身に毒をもっているか知っていますか。それは彼らが背負った罪のせい。そう彼らは背負わされた。美味しすぎるという罪を。食べられ続ける時代は終わった。次は貴様らが終わる番だ。我らに個を終わらせる力はない。されど我らは切に願う。例え我が食われようとも。その遺伝子に刻み付けよう。この毒をもって我らは、我らの宿命に反旗を翻す。今ぞ革命の時!!誰も我らを食らうこと叶わず!我らの天下はもはや手中に...。何だと。馬鹿な。我らの毒が効かないだと!?いや違う。取り除かれている!?待って。フグに感情移入し過ぎました。
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トラフグの強い執念が乗り移っていました。いつからフグって毒化したんでしょうね。今まで普通に食べていたフグが突然毒化した時ってどんな感じだったんでしょうね。私気になります!

と、ここまでフグの話ばかりしてるじゃないですか。忘れちゃいけないやつがいるんですよ。お立ち台に立って見事なブレイクダンスを決めた影の立役者の鮑さんが!
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まるで今の私のようにもう見るも無残に踊らされていました。そのダンスが物語っていました。これが私の最後のステージ。咲き誇って見せる。この世に生を受けたあの日からこの日のために磨き上げてきたこの貝柱力。すべての観客の目をくぎ付けにする一世一代の大舞台。さぁここが私の晴れ舞台。さぁ。踊り狂おうか。
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新鮮なアワビの踊り焼き。見事でした。この前、超高級な黒アワビの活造りを食べたんですよ。ものすごい食感で、コリコリを越えてゴリゴリ、アワビのうまみというか磯を食べているかのようなワイルドな味。それに比べて踊り焼き。歯切れのよいなんとも形容しがたい、けれどもしっかりとした食感と、貝特有のうまみ、肝の苦みと相まって美味。
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アワビは火を入れたほうがうまいというのがよくわかりました。お値段で言うと活造りと踊り焼きは約5倍の差がありました。けれどの踊り焼きの方がおいしかったと言えるでしょう。そう言えるのはやはり活造りを食べたことがあるから。ぜひ皆さんも、活造りの新鮮なアワビを一度食べてみて下さい。アワビ、火を入れたほうがうまい説を立証することができます。活造り信者に一泡吹かせてやりましょう。アワビだけに?
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お後がよろしいようで。と、ぴしゃりと幕が下りたところで今回はこんな感じで。短くない?そう思ったあなた。のんのんですよ。常連のあなたならわかっているはずです。私がこの後とった行動を。そう。お土産です。お土産買わずして、旅となさず。お土産のない旅はただのお散歩。旅に出たからにはお土産は必須。旅から帰って数日後にお土産を食べて思い返して記憶に刻んでいく。それこそ旅の醍醐味。忘れないためのスパイス。そうして私はまた一つ、私へとなっていくのです。

 

ではでは